超集中した状態で行う反復練習の大事

超集中した状態で行う反復練習の大事

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どんな学習法で英語を身に着けようとしても、超集中した状態で反復練習しなければ身になりません。
効率ばかり追ったり、新しいものの方が新鮮で楽しいからと、反復練習を怠ると、せっかく英語学習にたくさん時間を費やしても無駄になる可能性もあります。

超集中して反復練習しなければ意味がない

どんな学習法で英語を身に着けようとしても、超集中した状態で反復練習しなければ身になりません。
効率ばかり追ったり、新しいものの方が新鮮で楽しいからと、反復練習を怠ると、せっかく英語学習にたくさん時間を費やしても無駄になる可能性もあります。

こういうことです。

超集中した状態で反復練習を十分に行ったことは、無意識にできるようになります。
そして英会話学習の最終ゴールは英語を日本語を喋るときのように無意識に使えるようになることであるのが理想です。この域に達するとようやく本当に言葉に感情が乗るようになってきて、英会話が楽になるのみならず、英語を自らの「言語」として使いこなせるようになるのです。
例えば:靴のひもを結ぶ。歯を磨く。お箸を使ってご飯を食べる。歩く。自転車を運転する。日本語で喋る。
日本人であれば、ほとんどの方がこれらの行為を無意識に、なんの苦労もなくできるのではないでしょうか。
一方:階段を後ろ向きでスピーディーに上る。逆立ちで100メートル歩く。英語で喋る。
上記のことを無意識にできる日本人の方は稀ではないでしょうか。まあ、最初の二つはそもそもやりたいかどうかの問題もありますが。。。
今は別に逆立ちの話とかがしたいわけではないので、(あっ、もちろん私も逆立ち100メートルなんてできません)、上にあげた例の中で
「なぜ日本語は無意識に使えるのに英語は無意識に使えないか」という話にしぼりたいと思います。

なぜ日本語は無意識に使えるのに英語は無意識に使えないか

はい、答えはすでに上述した通りです。
日本語が無意識に使えるのは、本人が無自覚のうちに、子どものころから大量の「反復練習」を超集中状態でしてきたからです。
お母さんに毎日毎日「ご飯よ!」「ダメ!」「早く!」(やべっ、やたらネガティブな表現ばかり 笑)等々繰り返しシチュエーションとセットで言われながら、自らも、繰り返し同じような「お腹すいた」「おやつ食べたい」「やりたい」等々と口にしてきたのです。だからある意味「日本語のプロフェッショナル」なのです。半端じゃない練習を毎日してきたのです。
一方、英語が無意識に使える人が少ないのは・・・言うまでもないですね。超集中した状態で反復練習する人が少ないからです。

超集中とは

超集中とは、言葉のままです。脳は集中すると変わることが分かっています。
英語にかぎらず新しい技術を身につけるときにカギになってくるのが、「超集中状態」です。
これについては「英語の聞き流し?いやぁ、そりゃちょっと・・・」で「対象に注意を払うと学習スイッチがオンになる」旨を詳しく述べましたのでもし興味がありましたらご覧ください。
いずれにしても、なんとなくやっていちゃ身につかないのです。本気を出す必要があるのです。
そして本気になるスイッチは人によって色々ありますが、大きく分けると二つあります。

・必要に迫られている
・楽しくてしょうがない

英語学習に対して、上記のどちらかの態度でいれば、「超集中状態」をつくり出すことはそんなに難しくありません。
もしどっちもないのであれば、英語をやらないという選択肢も視野に入れてもいいかもしれませんよ。人生は有限ですから。
とは言っても、いますぐには必要ないけど、将来的に必要だということが分かっているというケースもあると思います。で、あれば、少し工夫して、きょう「必要に迫られている」状態もしくは「楽しくてしょうがない」状態を作る努力をすることを推奨します。
何らかの期限を設ける。どこか集まりの場に顔出してみる等々。
どうであれ、中途半端な気持ちでやっても結果は中途半端なものしか得られません。
それでもいい、という方はそれでもいい、と思います。
でも本当に英語を身に着けたいのであれば、自分をいかにして「超集中状態」に持っていくかが、まずひとつ目のカギです。
これを抜きにした姿をよく見かけます。だから日本人の方で英語を使いこなせる人はまれなのです。自分の能力や勉強量、方法論を疑う前にまずはこれです。

反復練習とは

これも言葉のままです。
繰り返し練習するのです。そして復習も繰り返しするのです。
なぜそうするかというと、なんであれ繰り返し行うことは、行えば行うほど上手になるからです。
そして十分繰り返された行為はいずれ自動化され、無意識にできるようになります。
例えば、わたしはプライベートの生徒さんを指導するさい、超集中状態で英語の会話例の音声や動画を繰り返し聴きながら自分も口に出して音声にかぶせて真似をするように推奨しています。その人の状態とバックグラウンドにもよるのですが、基本的に最低一日10回は同じものを繰り返して、そのまま覚えちゃって見ないでも真似できる状態までやっていただきます。これを毎週新しいものを追加しつつ、古いものも復習しながら、英会話の教科書であればまるまる一冊見ないでも言えるくらいの状態を目指してもらいます。
これを「超集中状態」で実行すれば基本的に誰でも結構自由に喋れるようになります。
でも、部活の基礎練みたいに地味ですよ。だから「超集中状態」をつくり出すことが本当に大事なのです。

「どうやったら英語学習が楽しくできるだろう?」と自問自答

英語を本当に身につけるのは「言うは易く行うは難し」だと思います。
上記の状態を実践できれば基本的に誰でも上達します。
でも繰り返しになりますが、中途半端では身につかないのです。
将来的に本気になるのではなく、いま本気になる必要があるのです。
わたしは個人的には「楽しい」という方にフォーカスを当てることを推奨します。
どうせやるんだったら、「どうやったら英語学習が楽しくなるだろう?」と自問自答してみてください。本気で自分に問えば答えは必ず見つかります。 
くどいかもしれませんが、人生は有限なんですから。

Thanks for reading!
Bye for now!